ddコマンドによるフロッピーイメージの書き出しと書き込みについて

最近では使用されることも無くなってきたフロッピーディスクだが、BIOSのアップデートや起動ディスクとしてならまだまだ使用する機会もあるかも。もっとも容量・速度などの理由から別のメディア(USBメモリなど)がほとんどを占めだしているんだけどね。まだまだ現役として使用している私としては手に入れるのが難しくなってきているのが大問題。電気街に行かないと手に入らなくなってきたし、かといってそれだけの為に外出したくない!ってことで最近は通販ばっかりです。

ddコマンドによる書き込み・書き出しなどは、一応OS(Mac,Linux,Windows△)を問わず利用することが出来ます。フロッピーディスク以外にもUSBメモリー、CDなどあらゆるメディアで使えます。

説明にはMacを使用してますが、他でも大きな違いはありません。


こちらの外付けFDDドライブを使用しています。MacでもWindowsでもインストールドライバ無しで動いていますし、なにより低価格なのがうれしい。
TIMELY ポータブルFDD ブラック FDD-U02B

SONY 3.5FD 2HDを好んで使っていますが、ケースもセットで購入することを考えると他メディアよりも高いんだよな...滅多に不良には当たらないんだけど。
SONY 3.5FD×10 DOS/V黒 10MF2HDQDVB
ELECOM PK-10 FDプラケース(入り数:10枚)


フロッピーイメージの書き出し
1.以下のコマンドで外付けFDDを確認します。今回の場合だとdisk2

$ diskutil list
/dev/disk3
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: FD NO1 *1.5 MB disk3
2.disk2をアンマウントします。
$ diskutil umount /dev/disk2
Volume FD NO1 on disk2 unmounted
3.dd【if:指定ファイルの読み込み】【of:指定ファイルの書き込み】
$ dd if=/dev/disk2 of=/tmp/test.img
2880+0 records in
2880+0 records out
1474560 bytes transferred in 48.105369 secs (30653 bytes/sec)

フロッピーイメージの書き込み
1.以下のコマンドで外付けFDDを確認します。今回の場合だとdisk2

$ diskutil list
/dev/disk3
#: TYPE NAME SIZE IDENTIFIER
0: FD NO1 *1.5 MB disk3
2.disk2をアンマウントします。
$ diskutil umount /dev/disk2
Volume FD NO1 on disk2 unmounted
3.dd【if:指定ファイルの読み込み】【of:指定ファイルの書き込み】【2HC:bs=15k, 2HD:bs=18k】
$ dd if=/tmp/test.img of=/dev/disk2 bs=18k
80+0 records in
80+0 records out
1474560 bytes transferred in 112.554349 secs (13101 bytes/sec)

Windowsだとコマンドプロンプトにddコマンドは無いので、dd for windowscygwinを使用してください。現時点で64bitには対応していなかったはずです。コマンドを実行するとアプリケーションエラー云々のメッセージが出ると思います。

駄目な場合はGUIアプリケーションを使いましょう。RawWrite for Windowsがおすすめで、イメージの書き込み・書き出しが可能です。状態が%で表示されるので、終了の目安を立てれるのが良いです。といっても1.5M程度なので、2分あれば終わりますが。
【対応PlatformはWindows,Delphi