Macを使いCiscoルータにシリアルコンソール接続

最近のノートパソコンにはシリアルポートを搭載していないものが多く、Macでも同じことが言える。一般の方はまず使用する機会が無いので搭載されていなくても不都合はないのだが、Ciscoのネットワーク機器とシリアル接続でコンソールに接続する場合や、Linuxにシリアル接続しログインする場合など必要になってくる場合も少なからずある。

そんなときに必要となってくるのが、【USBシリアル変換ケーブル】である。Amazonでも多くのメーカから販売されており値段も様々なのだが、今回は【iBUFFALO Arvel USBシリアルケーブル 1M グラファイト カラー SRC06USB】を購入することにした。2500円前後でカラーも二種類から選べる。公式の対応OSではWindowsのみとなっているが、チップを作っているFTDI社からはMac OS X向けのDriverも公開されており、WindowsはもちろんMacでも問題なく使用できる。Snow Leopard,Lionは動作確認済み
iBUFFALO Arvel USBシリアルケーブル SRC06USB

まず、FTDI Chip Home Pageの左メニューにある【Drivers】を選択し、同じく左メニューの【VCP Drivers (Virtual COM Port Drivers)】を選択する。11/10/26現在だと最新Verは【2.2.16】が公開されている。【FTDIUSBSerialDriver_v2_2_16.dmg】を読み込み、中にあるFTDIUSBSerialDriver_v2_2_16をインストーラーを指示に従ってインストールする。念のためここで再起動をしておく。

再起動後、MacにUSBシリアル変換ケーブルを繋ぎ、ターミナルを開いて以下のコマンドを入力する。

~$ls /dev/tty.*
/dev/tty.Bluetooth-Modem /dev/tty.Bluetooth-PDA-Sync
/dev/tty.usbserial-FTFNU9BN

無事ドライバのインストールが完了していれば、【/dev/tty.usbserial*】とデバイス名が表示されているはずです。CiscoルータのコンソールポートにRJ-45コネクタを接続し、screenコマンドで接続する。私は標準のターミナルしか使わないが、他にも【Jerminal】【minicom 2.2】などソフトや高機能なターミナルを使用し接続することもできる。

~$screen /dev/tty.usbserial-FTFNU9BN

頻繁に利用する場合は、【.bash_profile】に以下の一行を設定すると良いかも。
〇〇は任意。

alias 〇〇='screen /dev/tty.usbserial-*****'