Coregaルータの「CG-Guest」について

Corega無線LANルータには少し前製品からマルチAP(アクセスポイント)機能が搭載されている可能性が高く、気づかず初期設定のまま使っているとセキュリティ無しで放置してしまっている場合がある。たまに無線LANアクセスポイントを探していると鍵無しで見つかる【CG-Guest】だが、これがそのSSIDである。最近何かと遭遇率が高く、corega製品が一般の他のメーカ製品と比べ若干値段が安い事が影響してるのだろうか。

知らない方からするとフリースポットのようにも見えてしまい、ネットワークに接続を許す事になってしまう。接続を許した所で、ルータの設定画面や家庭内LANとは別なので設定を変えられたり、ファイル内を見られたりなんて事は無いのだが、インターネットには接続できてしまうので悪用される事は十分に考えられる。

本来の使い方としては、WEPにしか対応していないDSやPSPなどの接続用に一般接続用の回線(強固な暗号:WPAなど)とサブ回線(WEP)を提供する。という感じなのだろうが周知されていなければ意味などなく、こうして垂れ流されているのが現状である。

【CG-Guest】にも暗号を掛けることが可能だが、まぁもっともこの機能を使うという方は上にも言ったようにゲーム用なり、WEPしか対応してない機器の為となる。そのため、WPAなどの暗号化方法をこのサブAPで利用するのは無意味であり、その場合はルータの設定からマルチAPの機能をオフにしておく事をお勧めします。
裏面にON/OFFの切り替え可能なスイッチがある製品が多いです。

余談となってしまうが、こうしたルータの設定を放置している所では

・ルータID:root (IDはrootから変更できない機種も多い)
・pass:無し

なんて事があたり前だったりするのではないだろうか。WEPでは解読に3分ほど、WPAでも優秀な辞書があれば一晩あれば解読可能となってる今、せめてルータのpassくらいは設定しようよ。していたところで無線暗号用のpassと同じだったりしたら笑えそうだけど。